腸内細菌がビタミンを合成する

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私たちの腸には約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類が棲んでいます。
重さにすると1.5~2キログラムにもなります。
臓器で言うと肝臓位の重さです。
腸内細菌の働きは、
・消化吸収を助ける
・病原体の侵入を防ぎ排除する。
・食物繊維を消化し短鎖脂肪酸を産生する。
・ドーパミンやセロトニンを合成する。
・腸内細菌と腸粘膜細胞とで免疫力(免疫細胞)の約70%を作りだしている、などがあります。
また、腸内細菌は私たちの食べた物の栄養素を使い、腸内でビタミンの合成もしています。
人はビタミンの合成ができないので、腸内細菌の力で、ビタミンを合成しています。

腸内細菌によって生成されるビタミンは、ビタミンB群とビタミンKです。

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が少なく、悪玉菌が多い腸内環境では、ビタミン合成能力が低下します。
ビタミンB群は、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝の過程で補酵素として、エネルギー生成に、ビタミンKは、血液凝固や骨の代謝に関わっているため、腸内での腸内細菌のバランスが悪くなると、様々な不調をきたすようになります。

日頃から腸内環境を整える食生活や生活習慣が重要です。

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