ビタミンCで美白に!?
ビタミンCで美白になるとよくいわれています。
それってなんで白くなるの??
というわけで『ビタミンC ピュアクリスタル』を使って実験を行いました。
※ ビタミンC ピュアクリスタルは100%ビタミンC粉末です。詳細はこちら
リンゴを使った実験
まずビタミンCの抗酸化力を調べる実験です。
切ったばかりのリンゴをビタミンC水溶液に入れたらどうなるのかを調べました。
白いままでしたね。
これはビタミンCが自身を酸化し、リンゴが酸化されるのを防いでいるためです。
つまり抗酸化です。
ビタミンCでリンゴが茶色くならないというのは有名な話ですね。
でも、それだけでは美白の説明にはなりません。
では、酸化して茶色くなったリンゴをビタミンC水溶液の中に入れたらどうなるのでしょうか。
動画をご覧ください。
白くなったリンゴ
茶色く酸化したりんごは白くならないよ、と思ってませんでしたか?
実験をした本人も思っておりました。
が、予想を裏切り茶色く酸化したリンゴが見事に白くなりました!!
これも酸化還元なのでしょうか。
そう、これも酸化したものを還元しているんです。
では、何を還元しているのでしょうか。
それは「メラニン」です。
メラニンについて
メラニンってあのメラニン?
そう、あのメラニンです。
肌のしみなどの原因といわれるメラニン。
これをビタミンCによって還元して淡色にするのです。
え?ということはりんごのあの茶色いのってメラニンなの?
そもそもメラニンはどのようにして起こるのでしょうか。
リンゴにはタンニンやクエルセチンなどのポリフェノールオキシターゼ(PPO)というポリフェノールを酸化させる酵素が含まれております。
このポリフェノールオキシターゼが酸素と反応することによってカテキン類が酸化されメラニンができます。
リンゴにはエピカテキンというカテキンが含まれるため、酸化して茶色くなった部分はメラニン、ということになります。
ちなみにリンゴに含まれるエピカテキンは抗酸化作用が高く、免疫力を高める効果があります。
ポリフェノールオキシターゼによって褐色になる現象を「酵素的褐色現象」といいます。
切ったリンゴは、リンゴに含まれるカテキンやクロロゲン酸等に代表されるオルトジフェノール類がポリフェノールオキシダーゼによって酸化されてオルトキノンになります。
これがさらに重合してメラニン色素になることによって褐変が起こります。
実は熱湯に浸すと褐変が起こらないのですが、熱によってポリフェノールオキシダーゼが失活するためです。
この実験では、ビタミンCが茶色いメラニンである濃色メラニン(酸化)を淡色メラニン(還元)に変えるため白くなると考えられます。
一昔前はビタミンCにメラニンを分解する力はないと思われていましたが酸化還元で考えれば、十分考えれられる話ですよね。
有色の酸化メラニンを淡色の還元メラニンへとかえる。
まさに酸化還元ですね。
人の場合、メラニンは色素細胞の中で、チロシンというアミノ酸から生成されます。
チロシンはチロシナーゼと呼ばれる酸化酵素により、次々と反応・変化してメラニンへと変化していきます。
紫外線により、メラノサイトに「メラニンを作れ」という指令が出て、過剰にメラニンが作り出されます。
通常メラニンは、表皮のターンオーバーによって角質とともに垢として排出されるのですが、過剰に作り出されたメラニンは、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまいシミの原因となるのです。
人とりんごでは作用が全く同じということはいえませんが、ビタミンCピュアクリスタルを使って白くなった、しみが消えたなどのお声をたくさん頂戴しております。
結論
酸化し褐色になったリンゴの色素成分はポリフェノールオキシターゼによってリンゴに含まれるエピカテキンが酸化されてできたメラニンである。
そのためリンゴを白くすることができたのはビタミンCが濃色メラニンを淡色に還元することができるからであると考えられる。
最後に
毎日酸化は起きています。
呼吸をして酸素を取り入れる限り、酸化とは付き合いつづける運命です。
しかし、酸化に抗うことは可能です。
毎日ビタミンCを摂って酸化に抗い、かつ美白を手にいれましょう。
美白になる以外にもコラーゲン生成にビタミンCは欠かせません。
肌のはりや、美白、美肌などにもビタミンCは必要不可欠です。
健康のためには1日0.8g、美容のためには3-5gといわれています。
ライナス・ポーリング博士は1日18gのビタミンCをとっていたそうです。
実際には個人差があるので、自分にあった量(腸管耐用量※の90%)をとることが望ましいです。
※腸管耐用量とはビタミンCをとって下痢になる直前の量のことです。健康体で1日およそ4g~15gといわれています。
ビタミンCは空腹時の吸収率はよくないため食後に摂ることを推奨します。
またイカ墨の色素はユーメラニンという黒色メラニンなので機会があれば実験してみたいと思います。
レッツ健康的な美肌へ。
おまけ
紅茶でも実験しました。
レモンで薄くなるっていうんでビタミンCでもそうじゃないかと思って入れてみました。
ご覧の通りうすくなりました。
が、紅茶の色素はどうやらメラニン※ではなくテアフラビンというものでアルカリに傾くと黒褐色になり酸性に傾くと色が薄くなるようです。
※1部メラニンであると書かれているサイトなどもありますが、確証はございません。
ビタミンCはアスコルビン酸なので酸性に傾いて色が薄くなったのではないかと。。。
ちなみにペットボトルで販売されている紅茶でも同じ実験をしてみましたが色が変わりませんでした。
酸化防止剤でビタミンCが入っているため、すでに薄くなった色なのでしょうか。
コメント
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