マルチビタミン、いったい何がどう違う?

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サプリメント売場で必ず目にするマルチビタミン。メーカーによっては「マルチミネラルビタミン」「マルチビタミン&ミネラル」「ベースサプリメント」などいろいろな名前で販売されていますが、マルチビタミンは基本的にビタミンとミネラルがバランスよく入っている製品です。

 
 

 
 

どんな栄養素が入っている?

基本的に入っている栄養素は、水溶性ビタミンのビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC。そして脂溶性ビタミンのビタミンA(βカロテン)・ビタミンD・ビタミンEです。これらビタミンにマルチミネラルとして、カルシウム、マグネシウム、亜鉛・クロム・セレンが含まれている製品がほとんどです。

この他に鉄・銅・マンガン・ヨウ素が含まれている場合もあります。

 

どんなタイプがあるの?

マルチビタミンには含まれている栄養素の量によって「低用量タイプ」「中用量タイプ」「高用量タイプ」3つのタイプ分けられます。これを見分けるにはパッケージ裏側の栄養成分表示を確認するのがいいのですが、なかなか判断は難しいので特徴やポイントについて説明していきましょう。

 

◆栄養不足の予防に低容量タイプ

低用量タイプは、「ビタミン不足を予防する」観点から作られている製品です。

栄養素の欠乏症を起こさない量を目安に、ビタミンの含有量が1日推奨量の30~100%になっているものは低用量タイプの製品です。

また、ビタミンB1やB2の含有量が1~10mgであれば低用量タイプに分類されます。

 

価格帯は数千円、天然素材の場合3千円~5千円程度、国内大手企業で販売されている商品のほとんどは「低用量タイプ」になります。

 
 

 
 

◆毎日を快適に過ごしたい方に中容量タイプ

中容量タイプは「健康を維持する」観点から作られている製品です。

栄養素の量は、欠乏症のない下限値(推奨量、目安量)と安全に利用できる上限(耐用上限量)の間に設定されています。

また、ビタミンB1やB2の10~50mgであれば中容量タイプに分類されます。

 

価格帯は3千円~5千円、天然素材の場合5千円~1万円程度で、国内企業の輸入製品や海外製品が「中容量タイプ」になります。

 
 

 
 

◆積極的に健康を作りたい方に高容量タイプ

高容量タイプは「積極的にカラダの状態を改善したい」観点から作られている製品です。

ほとんどの商品がアメリカで製造された製品を輸入販売しているものです。

栄養素の量が日本の基準を超えているものもあり、体調や体質によっては合わないケースもあるので注意が必要です。

栄養素の量が多いため、大粒になったり、粒数が多くなったりする場合があります。

 

価格帯は、天然素材を含んだもので5千円~1.5万円程度になります。

 

マルチビタミンには3つのタイプがあるのでご自分にあった商品を選びましょう。

 

 

※このコラムで紹介した情報は、一般的な知識のみを目的としたものであり、栄養素の効果・効能を保証するものではありません。
※専門的な医学的アドバイスや特定の病状に対する治療の代わりとはなりません。

 

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