食事で頭痛予防ができる??栄養素と頭痛の関係

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関東甲信越地方が梅雨入りしました。九州南部より早く梅雨入りしたのは17年振りだそうです。

6月に入り全国的に低温傾向が続いていますが、今後も続くと予想されています。

頭痛は血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こると考えられていますが、特に梅雨時期は 湿度が高く汗をかきにくくなるので頭痛が起こりやすくなるそうです。

また、気温が低く、寒暖差がある現在の状態ではより頭痛に悩まれる方が多いかもしれません。

今回は栄養素と頭痛の関係についてご紹介します。


特に働き盛りの女性に多い片頭痛



寒暖差をはじめ、天気や気圧、湿度など、気象の変化によって起こる症状は「気象病」といわれています。

その症状は頭痛やめまい、耳鳴り、関節痛などがあげられます。特に多いのが頭痛で人口のおよそ8.4%の方が片頭痛に悩まされているとのこと。

また、92%もの方が痛みを感じながら日常を生活し、耐えられないほどではないとの理由で69.4%の方は医療機関を受診したことがないと報告されています。

年代分布を見ると、30代が圧倒的に多く、次いで40代と働き盛りの年代に多く発症しています。さらに女性は男性の2~3倍も有病率が高くなっています。



原因に関しては、いろいろな説がありますが、「これ」というような機序はなく、片頭痛は、ストレスや疲れ、睡眠不足など、特定の条件で起こることが多いようです。

片頭痛の原因は様々ですがある報告によれば、片頭痛の76%になんらかの誘発因子があり、ストレス(79.7%)、月経(65.1%)、食事が摂れなかった(57.3%)、気候(53.2%)の順に多いとの結果になっています。

偏頭痛を起こしにくくするには?



片頭痛が起きてしまったときは、痛みをとる薬による治療が必要となりますが、片頭痛になりにくい栄養素を摂ることで、症状を軽減できる可能性があります。

慢性頭痛診療ガイドライン(2013年)によれば、マグネシウムやビタミンB2は、ある程度の偏頭痛予防効果が期待できると記載されています。

マグネシウムに予防効果が期待できる理由として、片頭痛持ちの方は血液中のマグネシウム濃度や脳内のマグネシウム濃度が低下しているという報告があります。

これを背景に、片頭痛の予防のためマグネシウムを摂取したところ予防効果が確認されています。

偏頭痛を持っている方は細胞の中にあるミトコンドリアというエネルギーの発電所の働きが悪いために起こるという仮説があります。

それを確認するために行われたのがミトコンドリアの働きを助けるビタミンB2の摂取になります。

その結果、頭痛頻度や頭痛日数の短縮が確認されています。

マグネシウムは、海草や納豆などの大豆製品、玄米などに多く含まれています。

和食にはマグネシウムをたくさん含む食材が多く使われているので、和食を摂ることを意識するとよいかもしれません。

また、ナッツ類にも多く含まれているので間食に取り入れてはいかがでしょうか。

サプリメントからマグネシウムを摂る際は注意が必要となります。もともとマグネシウムは下剤として使用されていたものなので、たくさん摂取してしまうと下痢になることもあります。そのため、数回に分けて摂るようにしましょう。




ビタミンB2は、血流をよくする効果があり、発作の回数を減らし、痛みの時間を短くする効果が期待できます。

ビタミンB2はレバー、牛乳、乳製品、納豆などに含まれています。

サプリメントからビタミンB2を摂る場合はマグネシウムのような問題は起きないと考えれれます。

ビタミンB2はビタミンCと同様水溶性のため体にたまることがないので安心です。ビタミンB2は尿を黄色くしますが、体の中に十分に補給されているサインでもあります。

片頭痛の誘発因子の第一位はストレスです。

ストレスは人間関係や職場、仕事、体調、気象条件など様々なケースで発生します。ストレスを感じるといろいろな病気の原因になるとされる活性酸素が体の中で発生します。

ストレスによって発生した活性酸素を除去するためにも、片頭痛の予防策のひとつとしてビタミンCも十分期待できると思います。

但し、アスピリンはビタミンCを多く排泄させてしまうといわれているので、アスピリンを服用している場合はビタミンCを多くとるようにしましょう。


参考)

Cephalalgia 1997; 17(1):15-22.

Cephalalgia. 2007 May;27(5):394-402.

慢性頭痛診療ガイドライン(2013年) 医学書院

  • このコラムで紹介した情報は、一般的な知識のみを目的としたものであり、栄養素の効果・効能を保証するものではありません。
  • 専門的な医学的アドバイスや特定の病状に対する治療の代わりとはなりません。

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