美容にいい栄養素は??

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「美」は内面からという言葉があります。

美容に必要な栄養素が不足していると肌や髪、爪などの悩みの原因になることも。

巷には美容によいとされるサプリメントがたくさん出回っています。

美容によいとされる栄養素について科学的な根拠にもふれながら選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。


●ビタミンA、C、E

ビタミンは13種類に分かれていますが、その中でも積極的に摂取していただきたいのがビタミンACE(エース)。

ビタミンACEはアンチエイジンク゛作用があることが広く知られています。

ビタミンAは肌や粘膜を健康にする働きがあり、肌のターンオーバーを促進してくれます。

ビタミンCはメラニンの生成を抑えてシミを予防したり、コラーゲンの生成には欠かせない栄養素です。

また、ビタミンCは使われてしまったビタミンEを働けるビタミンEに再生してくれる作用もあります。

ビタミンEは血流を促して代謝を高めたり、肌の保湿に働いています。






●ビタミンB2、B6、ビオチン

ビタミンB2やB6は、皮脂の分泌量のコントロールや肌の新陳代謝に関わっています。

ビオチンが不足すると抜け毛が増えたり、爪が脆くなるといった症状があらわれます。

このようなビタミンを単体で摂取するよりも、ビタミンB1や葉酸など他のビタミンも一緒に摂取すると効果的。

サプリメントを選択する場合は、ビタミンB群と記載のある商品を選びましょう。

ビタミンB群は肉類や卵、牛乳などを食事にとりいれることで摂ることができます。



●アミノ酸

アミノ酸は、タンパク質を構成するのに必要な成分、肌や髪、爪などを作るためには必要不可欠な栄養素です。





ヒトの体に必要なアミノ酸は20種類あり、体の中で合成できる非必須アミノ酸と合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)に分けることができます。

アミノ酸は天然保湿因子やコラーゲンの生成する成分でもあります。肌の悩みの予防やニキビ予防など肌のためには大切な栄養素です。



●イソフラボン

イソフラボンは大豆、クズなどマメ科植物に多く含まれているフラボノイドの1種です。

イソフラボンを摂取すると腸内細菌の作用により分解され、アグリコン型になってから吸収されます。

イソフラボンは女性ホルモンとよく似た構造をしているので、女性ホルモン様物質として働き、更年期障害の軽減作用が期待されています。

一部の研究で大豆イソフラボンは、更年期障害によるのぼせに対して有効性が示されていますが、その他の食品由来のイソフラボンの有効性についてはよくわかっていないようです。



●コラーゲン

コラーゲンは肌の弾力や関節の柔軟性に必要な成分です。

わたしたちがコラーゲンを食べると、消化酵素によってアミノ酸やペプチドに分解され吸収されます。

一部の研究で肌や関節の改善が認められた報告があります。

しかし、吸収されたコラーゲン由来のアミノ酸やペプチドが再び、皮膚や関節でコラーゲンになるのか定かではありません。



まずはビタミンCを始めとした必須ビタミンやアミノ酸を積極的に摂取し、それ以外の栄養素/成分を考えてみてはいかがでしょうか?



※このコラムで紹介した情報は、一般的な知識のみを目的としたものであり、栄養素の効果・効能を保証するものではありません。
※専門的な医学的アドバイスや特定の病状に対する治療の代わりとはなりません。

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