腸内細菌には以下の3つに分類されます。
①善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)
②悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌など)
③日和見菌(体調により善玉菌、悪玉菌どちらにもなりうる菌)
善玉菌は、病原菌の侵入を防いだり、悪玉菌の増殖を抑えたり、腸内環境を整えます。
悪玉菌は、腸内のたんぱく質を腐敗させて有害物質を作り出すなど、生活習慣病や老化の原因となります。
だからといって、悪玉菌が全くなければ良いかというとそうではありません。
例えば大腸菌は、病原性大腸菌O-157菌が体内に入ってきたときに追いだす働きをします。
また、細胞壁のセルロース分解してビタミンの合成などもします。
善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%が理想と言われており、バランスが大切です。
腸内環境を整えるためには、腸内細菌をいかにコントロールするか、いかに善玉菌を増やすかが鍵となります。
ではどうしたら、善玉菌を増やすことができるしょうか。
善玉菌のエサになる「食物繊維」「オリゴ糖」を含む食べ物や乳酸菌や麹菌など豊富な発酵食品などを多く摂るようにすることです。
まさに、日本の伝統食、和食は、腸内環境を整える最適な食事です。
善玉菌を増やすためには、バランスの良い食事、ストレスを減らし、暴飲暴食、過度のアルコール摂取、睡眠不足などを減らす生活習慣、腸の蠕動運動を活発にする適度な運動などが重要です。
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