脚気は、昔の病気?

脚気は、ビタミンB1が不足することにより、神経障害や心不全を起こす病気です。
下肢のむくみや神経障害によって下肢のしびれが起きることから「脚気」と言われています。

日本では、平安時代以降、京都の皇族など上層階級を中心に「足のしびれ」や「むくみ」、「疲労感」をきたし死に至る奇病が発生しました。これが今で言う「脚気」です。
江戸時代、江戸では白米を食べる習慣が広まり、将軍をはじめ上級武士の間で流行し、「江戸患い」と言われていました。13代将軍、徳川家定も脚気によって亡くなったと言われています。

脚気は、昔の病気と思われがちですが、清涼飲料水・インスタント食品・スナック菓子などの「ジャンクフードの過剰摂取」や過激なダイエットなどによる偏食、アルコールの多飲によるビタミンB1の消費量増大により、現代人でもなり得る病気なのです。

日常的に偏食にならないようにバランスのよい食事を心がけることが大切です。

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