音声コラム【ビタミンCと花粉症】

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ビタミンCと花粉症

みなさんこんにちは
ビタミン音声コラムへようこそ

最近マスクをしている方が多いですよね。
そう、花粉症の季節。
会社の人に英語でいうと?ときかれ即座に「フラワーパウダーシック」と応えたのはいい思い出です。
正確には「allergy to pollen」というみたいですね。

私は幸運なことに花粉症を経験したことがないのですが
花粉症の社員はずっとだるそうです。
そんなわけで今回も皆様にビタミンの知識を植えつけていきますよ。

ビタミンCと花粉症について

ビタミンCは40もの作用があるといわれていますが
そのひとつにヒスタミンを抑える作用があるのです。
いわゆる抗ヒスタミン作用です。
ヒスタミン???

ヒスタミンとは生体に広く分布するアミンの一種で
ヒスチジンから合成され、普段は肥満細胞や好塩基球などに不活性状態で存在しています。
外傷や毒素などで活性化されると赤くなったりくしゃみや痛み、かゆみや気管支収縮等を起こす
アレルギーの原因といわれているんです。

アレルギー反応は、アレルギーを持つ特定の物質(アレルゲン)によって引き起こされます。
アレルゲンは身体に入ると血液中のアレルギー抗体であるIgE抗体(免疫グロブリンE)と結合します。
すると、脂肪細胞はヒスタミンという炎症性物質を放出し活性化させるのです。
ヒスタミンは身体が有害だと察知した外敵を撃退するため、全身に瞬時に運ばれていき体の局所で炎症を引き起こすのです。

そもそも花粉症が日本ではじめて発見されたのは1963年、
栃木県の日光市にすむ方で杉花粉が原因でした。
といっても日光の杉は17世紀に植えられたそうなので
昔から杉花粉は飛んでいたのです。
しかし、昔の人はその花粉をすっても花粉症にはならなかったのです。

ではなぜ今花粉症が国民病と呼ばれるまでに流行してしまったのでしょうか。
花粉症は1960年代半ばから爆発的に増加しています。
その頃はちょうど結核や寄生虫の感染者が減り清潔志向が高まっていた頃です。

つまりこの清潔志向こそが私たちの回りで免疫力を高めてくれていた細菌たちまで追い出していってしまったのです。
この清潔志向社会の結果、ありがたくない恩恵として免疫力が低下し、アレルギー性疾患が猛威をふるってしまったのです。

このお話は東京医科歯科大学名誉教授ふじた こういちろう先生の「アレルギーの9割は腸で治る クスリに頼らない免疫力のつくりかた」を参考にお話しております。
とてもわかりやすく面白い本なのでお勧めです。

とはいっても便利になって清潔志向になった社会をいきなりやめろといわれても難しいですよね。

そう、ここでビタミンCです。
ビタミンCは抗ヒスタミン作用があることがわかっています。
もちろん薬ではないので花粉症を即効治すまではいかなくても、
継続して飲むことで症状が和らぐことが考えられます。

他にもビタミンCにはたくさんの作用があるので、毎日摂るようにしましょう。

それではこの辺で。
ブロンソンジャパン株式会社音声コラム担当筒井大海がお送りしました!
また次回お会いしましょう!

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